特長

省エネ可変ポンプユニット インバータ駆動油圧ユニット NSPiシリーズ

省エネならNACHIの油圧 従来油圧ユニットをインバータ駆動油圧ユニット「NSPi」シリーズに替えるだけで消費電力69%DOWN

コンパクト

インバータ駆動でもコンパクト
NSPからNSPiへ置き換え可能

サイズがNSPユニットとほぼ変わらないため、すでにNSPユニットをご使用の場合、機械側の設計変更をせずに、置き換えだけでさらなる省エネを実現。(※タンク10L、20Lの場合)

 

簡単操作・安心運転

電源投入ですぐ起動

電源投入だけのカンタン起動。
圧力調整後に1回のボタン操作で最適な省エネ運転を行います。

生産ラインを止めません

信頼のNSPユニットをベースにしているため、インバータトラブルの際も通常のNSPユニットとして運転でき、生産ラインを止めません。


注1)インバータ省エネ運転をしない時は、タンクの油温上昇にご注意ください。
注2)電動機に直接結線する場合は、電動機の定格電圧でご使用願います。

モニタ機能

IoT対応
運転状態などのモニタが可能

RS-485通信ポートと接続することで、電力、圧力などの運転状態をはじめ、アラーム、メンテナンス情報などの出力が可能。

機能安全を標準装備

インバータの安全停止機能により、インバータ外部に安全遮断装置を設置せずにシステム安全規格への対応が可能になります。
(※EN ISO 13849-1:2006 PL=e Cat 3)


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性能

省エネ・環境性能

消費電力を約69%削減(当社標準ユニット保圧時対比)

電力料金40%ダウン(実機運転パターン(当社推定)対比)

省エネユニットであるNSPユニットにインバータ駆動を追加することで、さらなる省エネを実現。

CO2を約42%削減
森林約2ヘクタール分の負担減

(当社標準ユニット比、年間約2tを削減)

 電力料金・CO2削減量の算出条件

年間稼動時間 8000時間 電力単価 15円/kWh
保圧 17時間/日 CO2排出係数 0.555kgCO2/kWh
吐出 5時間/日

※CO2排出係数:平成18年経済産業省・環境省令第3号に定めるデフォルト値

低油温上昇・低コスト

室温プラス1.5℃

油温の上昇を低減することにより、機械加工精度の向上をはじめ、
作動油やシール部品の長寿命化によるメンテナンス費の削減、工場内空調費の削減にも貢献。

低騒音

脅威の53dB(A)

保圧時は落ち着いたカフェ店内と同じくらいの静かさ。
インバータ駆動により省エネと同時に快適性能も向上。
(6MPa保圧時 NSP-10E-22V1A4-22)

 
仕樣

仕様

電源電圧 3Ø AC200~220V、50/60Hz(200V系列)
3Ø AC380~480V、50/60Hz(400V系列)
定格入力電流 9.5A/1.5kW、13.2A/2.2kW(200V系列)
5.9A/1.5kW、8.2A/2.2kW(400V系列)
注)ファンクーラの電流値は含まれていません
圧力調整範囲 A2:1.5~4.0MPa
A3:3.5~6.0MPa
A4:5.5~8.0MPa
吐出量(無負荷時) 0A※:14L/min
1A※:28L/min
作動油 一般鉱物系油圧作動油 ISO VG32相当
油温 10~60℃
塗装色 マンセル値 N1(7分艶)
周囲温度/湿度 10~35℃/20~80%RH(結露無きこと)
(水溶性切削液のミストを避けてください)

形式説明

油圧回路図

取付寸法図

形式 寸法 油量 概算
質量
(kg)
LA LB LC LD LE LF LG LH LI LJ LK LL H L
NSP-10E-15□V□A□-22 510 500 500 476 501 265 236 164 84 5 172 30 10L 8.5L 48
NSP-10E-22□V1A□-22 540 521 256 174 35 55
NSP-20E-15□V□A□-22 510 601 365 236 164 5 252 50 20L 16L 51
NSP-20E-22□V1A□-22 540 621 256 174 35 58
NSP-30E-15□V□A□-22 630 620 620 596 601 236 164 204 5 30L 23L 55
NSP-30E-22□V1A□-22 621 256 174 174 62

●概算質量は作動油含まず

使用上の注意

 ■主回路電源の投入/遮断( 配線用遮断器) による運転・停止はインバータの著しい寿命低下につながりますので、1時間に1回までとしてください。
なお、高頻度の運転・停止が必要な場合は、別途お問い合わせください。
 ■インバータのパラメータは、油圧ユニットの取扱説明書に記載のパラメータ以外の変更を行わないでください。正常に動作しない恐れがあります。
 ■油圧ユニットのPポート(吐出ポート)から外部マニホールドブロックまでは、内径1/2インチ、最高使用圧力14MPa用、長さ2m以上のフレキシブルホースにて配管してください。
 ■最大ピーク圧力(設定圧力+サージ圧力)は14MPa以内にしてください。なお、最大ピーク圧力が14MPaを超える場合は、回路側にサージカット用リリーフバルブを設けてください。
 ■外部油圧回路側のリーク量は1L/min以下で使用してください。なお、外部油圧回路側のリーク量が1L/minを超える場合は、別途お問い合わせください。
 ■タンク内の油量変動は、油面計可視範囲内(10L:約1.5L、20L:約4L、30L:約7L)でご使用ください。
 ■ファンクーラの吸気部と周囲との距離を100mm以上空けて設置してください。